かつて建築物には、アスベストがよく使われていたのをご存知の方もいるでしょう。主に保温断熱が目的だったのですが、このアスベストは人体に有害な物質であることがわかり、昭和50年に建築物への使用が禁止されました。しかしその後も、断熱材や防音材として、またはスレート材として使われていたのですが、今はそれも禁止されています。ですから今のビルや住宅には使われていないのですが、少し前の、たとえば昭和40年代ごろに建てられた建築物などには、使われている可能性があります。

特に自宅を解体したり、実家に誰も住まないから解体したいという場合は、アスベストが使われているかいないか、それを事前に検査してから解体する必要があります。これを行うには、まず専門業者に相談しなければなりません。検査を行う専門業者は多いのですが、いくつか気を付けておきたいことがあります。それは、まず専門資格があるかどうかという点です。

アスベストの検査には専門の資格が必要なので、それをまず確認しておきましょう。それから料金設定がわかりやすいかどうか、こちらの質問にきちんと答えてくれるか、工事実績などが多いかといった点も、業者を決めるうえで大事になって来ます。それから民間の建築物の場合、解体時のアスベストの検査に対しては国から補助金が出ます。またそれとは別に、補助金制度を設けている自治体もありますので、解体する建物がある自治体に対して、一度問い合わせてみることをお勧めします。

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