アスベストという鉱物をご存知の方は多いでしょう。かつては建築物にも、断熱などの目的でよく用いられていました。しかし人体に有害であるということがわかり、建築物への使用は昭和50年で禁止されています。その後はやはり断熱材やスレート材、あるいは防音材などにも使われていましたが、今では原則的に全面禁止となっています。
元々このアスベストは繊維が細く、空気中に浮遊しやすい性質があり、それを吸い込んだ建築関係の人たちが、じん肺や肺がんなどの症状を引き起こしたことから、問題視されるようになりました。そのため、かつてアスベストが使われたと思われる建物を解体する際には、検査が必要とされています。この検査ではまず、事前に図面と目視とを行います。それでもわからなかった場合はサンプルを採取して、アスベストの有無を調べ、0.1パーセント以上がサンプルに含まれていた場合は、それに応じた解体作業を行うことになります。
この作業は専門の業者が行います。ではどのような専門業者を選べばいいのでしょうか。まず専門資格を持つ人物がいることが、第一条件です。それから料金の設定がきちんとしているとか、解体工事の実績が多いことなども重要なポイントとなります。
家を解体するのに、検査が必要であるとはちょっと意外に思われたかも知れません。しかしやはり有害物質であり、そのまま解体すると周囲に悪影響を及ぼす恐れがあるため、このような措置が取られているわけです。アスベストの検査のことならこちら